つくることもこわすこともしてきたのに、レモン畑をみただけですっぱくなる。よだれがとまらない。リチャード&レイイームズのピクニックから始まる宇宙から人の原子までの間を
優しく繊細に大胆にきれいに。ぼくはなにもかも怠って、本来の自分は影を潜め、時間に追われた自分と時間を失った自分が悪になり、傷つけそして大切なものを失う。
壊れた手についたペンキも泥だらけの顔も汗だくのシャツも穴の空いた履き潰した靴もなんの痕跡にならない
自分とは関係のないポロックの絵画のほうが痕跡がでていたりして
ここにはいないボイスのほうがなにもかも理解していて。
ロングのように見つけ出して拾い上げて並べてくれたなら

いつも同じ所を怪我をする。握れてない。クセがでる。どこかの行動に間違いがおきている。

木くずもぼく自身の何もかもを舞い上がらせ、太陽の光で薄らぐ宙に浮かぶ木くずがリヒターの絵画のように過去をうつす
氷が溶けた
すべてが本当にあった記憶なのか疑わしい。耳の形のように複雑で。身体の中に心地よくしっかり存在した何かがあって、失ってそこにあった何かが大きな深い空洞をつくったのなら

できることなら一寸、一分、....一厘狂いのない大きさのもっと色鮮やかな色の、おおきく頬張って膨れたほほが、比重のあるよく水分を含んだものに変化しその空洞におさめたい