わかれ
きょうはすごくさむい

左官屋の親父とわかれといって物の受け渡しをする。
安全に物を渡すときの昔からの職人の合図である。
物の分だけわかれを告げるし告げられる。

昨日の雪の重みでテントがつぶれた

色んなことを振り返ってはならない/言うタイミングを間違えれば怪我をする/わかれは肩に重くのしかかるおもいもの/
さようならと言われればさようならと返さなくてはいけない挨拶みたいなもの/
1回肩に担いだものは極力忘れてはならない/
いくつかのことに気持ちを近づきすぎてもならない/
対向車線から急にダンプが出てきて正面衝突することではない/
ありがとうも含む/
信頼関係を成り立たせる/
見送ることではない/
電車の車両の繋ぎの蛇腹みたいなもの/
ずっと先のことをみすえていないとならない
自分にとってわかれと言うのがある一定の形になっている。
遠くの方で火事もおきてるようだ

圧縮と熱で木の屑を固められたのが木質バイオマスペレット。手で握ったときにほんの少し水分が感じられる絶妙な水分量の木の屑をふたつまみぐらい半自動で鉄のかたまりを回転させた中に送り込み圧力をかけ圧縮しその回転の摩擦で熱を作り木の持っている水分を蒸発させ蒸気が立ち上げ独特なにおいがたちこもる。
 その生成された木質バイオマスペレットは白く少しテカリをもってでてくる。比重は、水に浮かぶ1以下で固く密度がある。一見たいしたことがない見た目だが発火が早く経済的なエネルギー資源として利用されている。
 燃やしても燃焼するので灰が少なく煙も少なく普通に燃やした木材と比べてco2は格段にでない。
木を植え、大きくなり伐採し、製材、加工ででた、おが屑や廃材を木質バイオマスペレットとしてエネルギー資源として利用していく。利用された木質バイオマスペレットはストーブやボイラーに使われ農家のハウス栽培や最近では一般家庭の原油のかわりとして低コストでストーブだとかに利用されている。
木と人が作るサイクルの一つとしていい手段と感じている。資源としては大きなものでもないし、一般家庭に馴染みのないものなのかもしれないけれど、火の点し方を考えただけで、正しくサイクルを作れば半永久的に使用できる枯渇しない地球資源をもしかしたら利用することができる。
地球の重力で圧縮されたものがマントルを流れ熱を作り地球を動かす。火の点し方がライター1つで着くものではなく、圧縮したものをエネルギーにする、地球原理として人の知恵として考えるのもいいのかもしれない。

森に入ったときにただそこに大きく広くそびえ立ちならぶ。音も視界も匂いも大概の五感をうばう。思考がたまにリンクした気になる。
樹も人と回る。







渡し舟をこぎ続ける先は東京湾。この川はたくさんのものが混濁しているが何も映さない。川は流れているが寒くもないのに凍っているが舟はこげる。
水先人はどこかに先導する。
この川から見えてくるのは、景色と言えるものではなく、目でとらえられはしない。川の流れと景色と言えない光景の時間はまったく異なっている。
時おり川に反射する光が水面を飛び出し粒となり宙を舞う。水先人はそれを少し大きな柄杓みたいなもので川からスマートに無駄のない動きで水をすくいかけて宙を舞う光を川に落とす。
その光を吸い込んでしまうと身体が黄金色に光ってしまい、川の主のミセカケに食われてしまう。
空は薄く雲がはる。空からは何かが降る気配はない。たまに身体がほんの少し煽られるぐらいの風が音もなく吹く。浮いてしまうと心を風に持っていかれてしまうので足を舟につながれた重しをつける。木を見るとその風に流された葉は枯れ葉になる。流されたものの先は見てはいけない。

川の河川敷である人はなにかの行為をしている。ある人は市を開き口には出せないものを出店をだし売る。目を瞑っても目をそらしてもどこかしらから頭に映像だけ入る。
この川の地下用水路につながる入り口はうねり音を発しなにもかもを寄せ付けない黒く引き込まれてしまうような気がする。近づいてはいけない。ぼくはカンだが危険を察しする。
水先人はなにくわぬすべてを無視して先導して船頭は渡し舟をこぎ続ける。

めをつぶる


つくることもこわすこともしてきたのに、レモン畑をみただけですっぱくなる。よだれがとまらない。リチャード&レイイームズのピクニックから始まる宇宙から人の原子までの間を
優しく繊細に大胆にきれいに。ぼくはなにもかも怠って、本来の自分は影を潜め、時間に追われた自分と時間を失った自分が悪になり、傷つけそして大切なものを失う。
壊れた手についたペンキも泥だらけの顔も汗だくのシャツも穴の空いた履き潰した靴もなんの痕跡にならない
自分とは関係のないポロックの絵画のほうが痕跡がでていたりして
ここにはいないボイスのほうがなにもかも理解していて。
ロングのように見つけ出して拾い上げて並べてくれたなら

いつも同じ所を怪我をする。握れてない。クセがでる。どこかの行動に間違いがおきている。

木くずもぼく自身の何もかもを舞い上がらせ、太陽の光で薄らぐ宙に浮かぶ木くずがリヒターの絵画のように過去をうつす
氷が溶けた
すべてが本当にあった記憶なのか疑わしい。耳の形のように複雑で。身体の中に心地よくしっかり存在した何かがあって、失ってそこにあった何かが大きな深い空洞をつくったのなら

できることなら一寸、一分、....一厘狂いのない大きさのもっと色鮮やかな色の、おおきく頬張って膨れたほほが、比重のあるよく水分を含んだものに変化しその空洞におさめたい