圧縮と熱で木の屑を固められたのが木質バイオマスペレット。手で握ったときにほんの少し水分が感じられる絶妙な水分量の木の屑をふたつまみぐらい半自動で鉄のかたまりを回転させた中に送り込み圧力をかけ圧縮しその回転の摩擦で熱を作り木の持っている水分を蒸発させ蒸気が立ち上げ独特なにおいがたちこもる。
 その生成された木質バイオマスペレットは白く少しテカリをもってでてくる。比重は、水に浮かぶ1以下で固く密度がある。一見たいしたことがない見た目だが発火が早く経済的なエネルギー資源として利用されている。
 燃やしても燃焼するので灰が少なく煙も少なく普通に燃やした木材と比べてco2は格段にでない。
木を植え、大きくなり伐採し、製材、加工ででた、おが屑や廃材を木質バイオマスペレットとしてエネルギー資源として利用していく。利用された木質バイオマスペレットはストーブやボイラーに使われ農家のハウス栽培や最近では一般家庭の原油のかわりとして低コストでストーブだとかに利用されている。
木と人が作るサイクルの一つとしていい手段と感じている。資源としては大きなものでもないし、一般家庭に馴染みのないものなのかもしれないけれど、火の点し方を考えただけで、正しくサイクルを作れば半永久的に使用できる枯渇しない地球資源をもしかしたら利用することができる。
地球の重力で圧縮されたものがマントルを流れ熱を作り地球を動かす。火の点し方がライター1つで着くものではなく、圧縮したものをエネルギーにする、地球原理として人の知恵として考えるのもいいのかもしれない。

森に入ったときにただそこに大きく広くそびえ立ちならぶ。音も視界も匂いも大概の五感をうばう。思考がたまにリンクした気になる。
樹も人と回る。